リレーエッセーその40

あきれたパパ

小暮克洋



 僕のパパはしめきりが嫌いです。

 リレー・エッセイの話があったころは、確か陽ちゃんがハイハイを始めたころでした。その陽ちゃんは、いまはしっかり歩けるようになっています。パパがお世話になっている木村さんは、おうちにおいしいフグを持ってきてくれました。

 僕のパパは将棋ライターです。僕をプロ棋士にしようとして将棋を教えてくれます。だけどパパにはムラがあって、思い出したように2時間も正座させられたかと思うと、その後しばらくは何事もなかったようにまったく教えてくれなくなります。その繰り返しなので、僕はやるたびに、駒の動かし方を思い出さなければならないので大変です。

 あんまり将棋は好きじゃないなあ。

(小暮 将・4歳)


 僕はパパとよく留守番をします。いつも、パパは「すぐに寝た。一度も泣かなかった」と言っていますが、それは違います。いつも僕より先に寝てしまっているから、僕が泣いていてもわからないのです。

 僕のパパの部屋には将棋の盤と駒がたくさんあります。僕は、盤の上に乗っていたずらするのが大好きです。あ、駒台を振り回すのも好きです。僕は、赤ちゃんのころから駒をかじっているけど、おいしくないなあ。

(小暮 陽・1歳)



(次回は椋露地淳市さんにバトンタッチ)