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リレーエッセーその44 安食総子 |
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それから、ある時は真っ暗な部屋の中で、徳永英明さんの曲を聴いて一人感傷にひたり、お昼寝の時はエンヤで気持ちよくおやすみ、などその時々で今までいろいろな曲と過ごしてきました。 その中でも、私の成長とともに歩んできたのは浜崎あゆみさんのたくさんの曲です。彼女が若者(特に女の子たち)に人気でカリスマと呼ばれているのは、メロディもさることながら、その歌詞に共感できるからだといいます。私もあゆの歌詞にはたびたび励まされてきて、例えば「SEASONS」という曲の、 そんな日々もあったねと 笑える日が来るだろう というところは心に留めているフレーズの一つです。そして、いくつかある私のお気に入りの曲の中から、「Endress Sorrow」の歌詞の一部をご紹介します。 君にもし 翼が ひとつしかなくても このフレーズがイメージを膨らませてくれて、ある日私は空想の世界に飛び立ちました。 (…話は少し変わりますが、私は小さいころから天使に憧れていてあの白い羽があったらなぁ…なんて思っていました。そういうこともありEndress Sorrow≠フCDのジャケットがあゆに天使の羽がはえているというものだったので、特に気に入ってしまったのです。) 私の空想――。 人は生まれたときには真っ白な羽がついていて、成長するごとにだんだん色がついたり、汚れたりしていく。とても傷ついたりすると欠けちゃったりすることもあって、翼が一つになってしまう人もいる。なくなって飛べないかもしれない。反対に小さい子にすごく大きな羽がついていたりするかもしれない。でも羽は普段目には見えなくて、そして自分にどんな羽が生えているのかも、わからない。 ある日その羽が、みんなの羽が見えちゃったら、みんなにはどんな羽がついているのだろう。きっと、いつもとても元気な人でも羽がないかもしれなくて、強がっていても羽が傷ついているかもしれない。 そして私の羽は……どうなっているのかな。(考えたけど、自分でもわからない。) 傷ついた羽は……治るよね。うん、治ることにしよう。 そんな空想を電車の中でしながら、やっぱり本当に羽がついていたらなぁ、と思ったものの、なんだか盛り上がっている自分に恥ずかしくなり、空想を打ち切りました。 最近、久しぶりに岡村孝子さんの曲を聞く機会が増え、若かりし懐かしいころを思い出したりしています。私の生活に必要不可欠な音楽。それはこれからもずっと続いてゆくでしょう。これからどんな曲に出会うか楽しみであり、そして心に響いた感動や思いを大切にしていきたいなと思います。 さて、次のバトンは女流棋士の坂東香菜子さんにお願いしました。 (次回は坂東香菜子さんにバトンタッチ) |