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リレーエッセーその53 天野啓吾 |
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第1位 アマ名人戦準優勝(9月) 私にとっての今年No.1ニュースはこれです。例年、代表権を勝ち取って全国大会へ進出するものの、上位進出はできませんでした。今年は大会に臨むに際し、「優勝してきます」と地元の方々に宣言してきました。その決意が良かったのでしょうか、あっという間に決勝戦の舞台へ。相手は昨年本戦で負けた、早咲誠和氏。経歴では遠く及びませんが、去年の戦いも途中までうまく指せていたはずなので、私にもチャンスがあると思ってました。将棋は早咲氏の居飛車穴熊に私の石田流。途中までは私の作戦勝ちと思っていましたが、仕掛けがはじまった時に秒読みに入ってしまい、そこからは一方的に土俵を割ってしまいました。完封するか大差で負けるかというのがこの戦型の宿命なので、対局後は仕方がないと思いましたが、今となっては、夢にあと一歩届かなかったことは非常に悔いが残っています。 第2位 谷川浩司先生との指導対局(10月) アマ名人戦準優勝という肩書きを持って地元に帰った私を待っていたのは、小さい頃から憧れだった谷川浩司先生との指導対局でした。地元の将棋フェスティバルでこれは実現しました。手合いは角落ちでしたが、なんとしても勝ちたいと思っていました。将棋は私の三間飛車で途中角捨ての猛攻から、一時必勝態勢となりましたが、私の気の緩みと谷川先生の怒涛の攻めにより、よもやの逆転負け。予定時間を30分以上オーバーする大熱戦でした。さすが谷川先生、と思いながらも優勢の局面から勝ちきれなかった自分に腹立たしさを覚えました。それでも対局後の打ち上げでは、谷川先生はじめ多くのプロの先生方からいろいろアドバイスをいただきました。このアドバイスを今後生かせるといいなぁ。 第3位 近鉄将棋まつり席上対局(8月) プロアマ混合での早指しトーナメントの中に私も学生代表として参加させていただきました。参加者は他に増田裕司四段、中井広恵女流三冠、篠田正人さん。どの方も時間の長い将棋なら私より強い方ばかりですが今回は10秒将棋、それがどう影響するかがポイントでした。直前に行われた優勝者予想ではなんと私が2番手! まあ若いからという理由だけだと思いますが……。 第4位 まさかのテレビ出演(!?)(10月) アマ名人戦から帰った直後、地元テレビ局から対談の話がありました。テレビにでたことはこれまでに何回かありましたが、それは全て対局姿を横から撮っているというもの。今回はトークということでビックリしました。当日、司会者の方に「緊張せずにいつものような感じで話してくださいね。」と言われたものの、本番では緊張しっぱなし。頭の中が真っ白になり、目線もどこへむけてよいのやら……。まあ貴重な体験でした。放映後は将棋関係者だけでなく、一般の友達からも「あのテレビみたよ〜」と言われました。テレビ局からもそのビデオが自宅に届きましたが、怖くて今も開封していません(笑)。 第5位 団体での西日本大会出場(8月) 大学将棋には春・秋に各地区予選があり、私の在籍する大阪市立大学も、代表決定戦でライバル京都大を破り、西日本大会へ2年連続の出場となりました。団体戦は個人戦と異なり、大学の総合力が問われます。2日目を終了した時点で、優勝争いは6連勝の3チーム、アマ強豪を数多くそろえる立命館大学、各地区の選抜選手からなる西日本選抜A、そして大阪市立大学に絞られました。最終日は3チームの直接対決があり、健闘したものの、ともに2−3、2−3で敗れ3位でした。でも数年前までは弱小校であったわが大学もここまで成長したことは非常に意味のあることだと思います。来年もこの場に来れるよう皆で努力したいと思います。ちなみに私個人は、全勝でした(笑)。 ★ランク外から赤丸急上昇中(!?) そして秋の地区予選も現在進行中です。地区予選では各大学に苦しめられましたが、なんとか代表決定戦の舞台に立つことができました。相手は再びライバル京都大。昨年はわが大学が勝利し初の王座戦への出場を果しましたが今年はどうなるのでしょう? 一年を締めくくる、大きなイベントに今年も参加できるといいなぁ……。 今年は私にとって実りのある、有意義な一年でした。来年は勉強に時間をとられ、将棋をさせる時間ははるかに少なくなるでしょう。大会にも出場できなくなるかもしれません。でも今年以上の活躍ができるように頑張りたいと思います。 最後に、ここまで読んでいただきありがとうございました。 次はよき姉貴分で、最近料理にはまっているという、女流育成会A級の亀岡奈保美さんにバトンタッチしたいと思います。 (次回は亀岡奈保美さんにバトンタッチ) |