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リレーエッセーその162 記録 森田宏敏 |
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先日、羽生善治四冠が王座戦においてタイトル戦14連覇の新記録を達成された。実に素晴らしい記録である。 実は私も記録を持っている。しかし羽生さんのような良い記録ではない。それは「中国素人将棋名人戦挑戦者決定リーグ戦21連敗」というワースト記録である。 私が中国名人戦の鳥取県代表に初めてなったのは平成6年の事であった。この年の他のメンバーは藤高隆雄、柳浦正明、田村幸一、北村公一、田頭亮太郎の各氏。アマ棋界に詳しい人なら少なくとも1度は聞いた事があるであろう、有名人ばかりである。当然私は5連敗したのだが、何と残りの5人は全員3勝2敗で5者プレーオフという結果になった。6人のリーグ戦で5者プレーオフ! いくら格の違うメンバーだったとはいえ、これ以上の屈辱はないだろう。 2度目の代表は翌平成7年。この年のメンバーは前年に比べると少しは楽だった(この年の代表の方々、ごめんなさい)。しかしこの年も5連敗! これで10連敗となり、ついに新記録を作ってしまった。過去5連敗の人は何人か居るが、10連敗した人は居なかった(はずだ)。 3度目の代表は平成11年。前回から4年も経ち、この間全国大会も何度か経験し、それなりに勝っていた。全国の平均レベルに比べて中国地方のレベルがそれほど高いとは思えない(低いとも思わないが)。だから今度こそ勝てるだろう、と思ったのだが、5連敗。15連敗ともなると、周囲の目が冷たくなって来た(まあ、当然だわな…)。 4度目の代表は昨年、平成16年。この年は挑戦経験のある人が1人も居ないという顔ぶれ。さすがにこの顔ぶれなら1つ位は勝てるはずと思っていた(単に自分の実力を過大評価してるだけ?)のだが、結果はまたも…。 そして5度目は今年。5度目にしてついに最年長となった。1局目例年通りに負け。しかしついに2局目、山口のNさんに勝って、不滅(?)の大連敗記録は21でストップした。聞くところによると、この記録がストップした事を残念がった人は中国地方各地に大勢居たと言う……。 この記録を破るためには最低でも5回県代表にならないといけないが、5回も県代表になれる実力があれば21連敗もするはずがない(したんですが)。おそらく現行制度である限り、この記録は破られる事はないであろう(自慢してどうする?)。 次ですが、こちらもおそらく破る事はできないであろう、中四国学生将棋大会21回出場の記録保持者、鳥取大学将棋部の後輩である高野明人君に頼みました。
(次回は高野明人さんにバトンタッチ)
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